ビジネスアイデアパターン

メンテナンスや修理専門のサービス


大型機器や精密機器、危険機器、安全性が重要な機器などは、購入後も定期的にメンテナンスをする必要があります。ほとんどの場合、購入した機器の販売店やメーカーが、アフターサービスとしてメンテナンスや修理を行いますが、費用が高額であったり、融通が利かずに面倒であったりと、不満も多く聞かれます。そこで、このような機器のメンテナンスや修理を専門に、販売店やメーカーに代わって行うというビジネスモデルです。定期的なメンテナンスを行うため、契約件数を増やすことで、安定的に売上は伸びていきます。

■ジャパンエレベーターサービス

ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社は、エレベーターのメンテナンス、保守管理を専門に行っています。エレベーターは、毎日多くの人が利用する機器で、故障は人命も関わるため、定期的なメンテナンスが必要です。通常、エレベーターのメーカーや関係会社が、導入後のメンテナンスも継続して行いますが、ジャパンエレベーターサービスは、エレベーターのメーカーとは一切関係のない独立したメンテナンス会社で、安価でありながら手を抜かない丁寧な保守管理を売りにしています。定期的にメンテナンスの仕事が入るため、契約件数を増やすことで、安定的に売上を伸ばすことのできるビジネスです。

■善管

株式会社善管は、エスカレーターの清掃やメンテナンスを主に行っています。エスカレーターの清掃や点検は、定期的に行う必要がありますが、通常はエスカレーター業者により、エスカレーターを全て解体してステップの部分を水洗いします。しかし、全てを解体して、点検、清掃をする作業は非常に大変で、3日かかる場合もあります。そこで、善管では、エスカレーター清掃の専門会社として、ステップの溝の部分を清掃する特殊な機械を開発しました。洗浄に使用した水をすぐに吸い込む仕組みになっているため、エスカレーターを解体する必要がなく、圧倒的に低コストで効率的に清掃とメンテナンスを行うことができるのです。そのため、店舗などでは、閉店後の夜間に作業を完了してしまうことも可能で、多くの仕事を受注しています。

■医療機器メンテナンス

病院などの医療機関には、非常に多くの医療機器があり、故障は人命に関わるため、定期的なメンテナンスが必要です。通常、機器メーカーや代理店がメンテナンスなどのアフターサービスを行っていますが、機器ごとに会社が異なるため、多くの医療機器を扱う現場においては非常に面倒です。そこで、医療機器のメンテナンスを専門に行うサービスがあってもいいのではないでしょうか。様々な医療機器のメンテナンスを全て一つの会社で実施できるようにすることで、現場の負担も軽減されますし、コストも抑えることができるため、多くの契約を取れる可能性があります。

■ライフラインメンテナンス

普段の生活で使用するライフラインは、多岐に渡ります。そのため、ガス、電気、水道、各種配管、火災報知器、インターネットなど、何年かに一度、定期的に点検が必要なものもあります。そして、点検のタイミングはそれぞれ異なり、点検する会社も異なりますので、その都度自宅で待機して対応をしなくてはならないなど、面倒に感じている人も多くいます。そこで、ライフラインのメンテナンスを専門に行う会社があってもいいのではないでしょうか。全てのライフラインのメンテナンスを一つの会社で実施できれば、面倒な対応も一度で全て終わり、効率的なため、多くの人から必要とされるサービスになるはずです。