求人アイデアパターン

魅力的な昇格制度


いい会社に入りたいと思う気持ちは誰でも同じですが、給料以外で重視される部分としては、昇格制度があります。自分が昇格できるかどうかという視点もありますが、どのような制度の下で昇格した人が自分の上司になるのか、という視点も働く上で重要です。このように、昇格制度は様々な側面から重要視されることが多いため、昇格制度をしっかりと考え、従業員にとって魅力に感じるような独自の制度を整えることで、会社としての魅力を上げ、求人につなげるというアイデアパターンです。

■外部第三者評価

株式会社VOYAGE GROUPは、インターネット分野における事業開発を行っている会社で、技術者を対象に、昇格に必要な評価の一部を社外の専門家、すなわち第三者に委ねています。年に2回ほど技術成果の発表会を行い、社内評価者に加えて、社外からも第三者を招き入れ、フラットな視点で技術成果を評価します。発表とディスカッションを行う中で、公平な評価が行われていきます。営業などのように明確な数字に表れる職種とは異なり、評価の基準が難しい技術者の成果を第三者を交えて行い正しく公平に評価をしてもらえることは、技術者にとっては大きな魅力であり、この制度のもとで高い評価を得て昇格したいと思う人は多く、制度に魅力を感じて入社してくる社員も多くいます。

■下からの評価

昇格制度は会社によって様々で、評価の仕組みをいろいろと工夫している会社も多くあります。しかし、それらの仕組みの多くはあらゆる要素が複合的に構成されており、結局のところ、年功序列であったり、上司に気に入られた者勝ちであったりというケースがほとんどです。昇格するということは、その人に部下が着くということなので、マネジメントスキルが重要です。マネジメントスキルにおいて最も求められることは、部下から信頼されることです。そのため、極論を言うと、部下や後輩からの評価が高い人が昇格すべきで、そこに上司の評価は一切必要ないのです。そこで、部下や後輩からの評価のみで昇格が決まる制度を作ってみてはいかがでしょうか。もちろん誰が評価したかがわからないような、匿名評価システムを作る必要はあるでしょう。あの人が自分の上司になってほしいという、「人気投票制」でもいいかもしれません。下からの評価のみで昇格を決めることで、会社の運営は極めて円滑に回ります。