メニューアイデアパターン

熱い物と冷たい物を合わせる


料理、食べ物、飲み物には、温かい物や冷たい物があります。温かい料理や熱い料理は、食べると体が温まるため冬に好まれ、冷たい料理は夏に好まれるのが一般的です。しかし、あえて熱い物と冷たい物を合わせることで、口の中でそれらが融合し、全く新しい世界が生まれます。このように、斬新なギャップの融合により、話題性だけでなく、顧客の心をしっかりと掴むメニューアイデアパターンです。

■温玉はちみつソフト

草津温泉の足湯カフェ「草菴」では、「温玉はちみつソフト」を提供しています。冷たいソフトクリームに、温かい温泉卵が乗っていて、相性は抜群です。温泉卵の黄身とソフトクリームが口の中で混ざり合うハーモニーが、顧客を虜にしています。足湯に浸かりながら、新感覚のスイーツが食べられるというコンセプトも、高い支持を得ています。

■アイスの天ぷら

冷たいアイスクリームに衣を付けて、熱い油で揚げたアイスの天ぷらが、美味しいと評判です。熱々の衣の中からひんやりとしたアイスが溶け出して、口の中に広がります。熱い物と冷たい物の融合が意外にも美味しいと話題になり、多くの料理サイトに掲載されています。また、デザートとしてアイスの天ぷらを提供している外食店もあり、人気を集めています。

■かき氷茶漬け

夏の暑い時期に、さっぱりとしたお茶漬けが食べたくなることがありますが、暑い夏に熱いお茶漬けは食べたくないという人もいます。そこで、熱々のご飯の上に、お茶ではなくお茶を凍らせて削ったお茶のかき氷を乗せた、かき氷茶漬けを作ってみてはいかがでしょうか。熱々のご飯とお茶のかき氷が口の中で一緒になり、ひんやりと、さっぱりと、暑い日にぴったりの料理になるはずです。